千葉県国際交流センターでは、NPO法人開発教育協会が提供するユニークな異文化理解教材「レヌカの学び」を活用し、中高生と在住外国人がともに多文化共生について考える「多文化共生開発講座」を実施しています。
※異文化理解教材「レヌカの学び」(開発教育協会)は無料でダウンロードできます。
※異文化理解教材「レヌカの学び」(開発教育協会)は無料でダウンロードできます。
外国人講師の方々が、出身国にいたときと、来日した後で変化した行動や考え方、習慣などをカードに書いてもらい、みなさんにはカードに書かれているエピソードについて、講師が出身国にいたときに感じたことなのか、それとも日本に来てから感じたこと、あるいは習慣なのかを当ててもらうゲームです。その国というよりも、講師個人の環境の変化による気持ちや習慣の変化について、その人になりきって、みんなで意見を出し合ってみましょう!
ここで、講師の皆さんから回答していただきます。
参加した生徒さんからは、「グループでのディスカッションが楽しかった」「思 っていたイメージと全く違った」「自分自身の思い込みに気が付いた」などの感想が寄せられました。
中学3年生は、義務教育が間もなく終わり、自分の意志で進路を選択していく時期にあたる。目の前の受験勉強や進路決定だけでなく、その先の社会や世界に目を向け、今まで経験したことのないことをどう受け入れながら、どのように自己実現していくかを考え、来日して仕事をしている外国人講師の方々を迎え、外国人から見た日本の視点で、日本に来て感じた異文化をどう受け入れながら自らの道を切り拓いていったかをワークショップ形式で学びました。
学習指導要領はこちら
視覚障害を有する生徒にとって、外国をイメージすることは大変難しい。テレビで流れる外国の映像から、その国の雰囲気を感じ取ることは難しく、また、外国に行って実際に体験することも簡単なことではない。その国の人と直接話をすることは、各国の名産を覚えたり、歴史を知ったりすること以上に、外国のことを理解する上で、重要な機会となると感じている。今回は、パキスタンとペルー出身の講師の方に直接話を聞き、意見交換をする中で、パキスタンとペルーという国を深く知ることができました。特に高校三年生の生徒には、様々な国の生活様式、考え方を知ることで更に広い視野をもち、自身の進路選択の一助となることを期待しています。